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宝塚歌劇星組公演

宝塚グランド・ロマン
『ベルサイユのばら2001』
〜オスカルとアンドレ編〜

脚本・演出:植田神爾
演出:谷正純
作曲・編曲:吉田優子・寺田瀧雄・入江薫・鞍富真一・河崎恒夫
作曲:平尾昌晃
編曲:小高根凡平
音楽指揮:伊澤一郎
振付:羽山紀代美・尚すみれ・大谷盛雄・若央りさ・岡正躬・喜多弘・黒滝月紀夫
ファイティングコーディネーター:渥美博
装置:関谷敏昭・渡辺正男
衣装:任田幾英・小西松茂
照明:今井直次
音響:加門清邦
小道具:谷田祥一(第1部)・田中武彦(第2部)
効果:切江勝
フランス語指導:鞍谷葉子
演技指導:美吉左久子・榛名由梨
歌唱指導:楊淑美
演出助手:藤井大介・大野拓史・児玉明子
ファイティング助手:亀山ゆうみ
装置補:広森守
舞台進行:恵見和弘

出演:稔幸、星奈優里、香寿たつき、高ひづる、汝鳥伶、邦なつき、一樹千尋、一原けい、英真なおき、万里袖美、安蘭けい、夢輝のあ、久城彬、朝澄けい、真飛聖、朋舞花、秋園美緒、他星組

舞台美術制作:株式会社宝塚舞台
演奏コーディネート:新音楽協会
制作:福嶋康徳
制作・著作:宝塚歌劇団

日時:2001/4/9(月) 1:30pm開演
会場:有楽町 東京宝塚劇場
座席:B席2階14列31番 \3,500-(消費税込)

主観星
『ベルサイユのばら2001』:★★★★★


宝塚と言えば『ベルサイユのばら』。

世間的にはそういうものらしく。

ですが、もっぱら原作とアニメのベルばらばかりで、宝塚のベルばらは一切みたことがなかった私には「そういうもんなのかなぁ・・・」などとちょっと覚め気味。
昔の公演も非常に人気があったということは聞いていますし、今回の2001も満を持しての公演ということで企画されているようですが、そういう期待や先入観があまりない私には「チケットが取りづらいのは辛いなぁ〜」という事ばかりが気になってしまうわけで。
多少は公演の予習をすれば期待も膨らむという物なんでしょうが、つい近頃BSで昔?の公演の放送をしたそうですが、それもしっかりチェックし忘れ。
結局、宝塚の演ずるベルサイユのばらは今回全くの初めての観劇となりました。

で、つまりどうだったの?と問われれば、

よかったぁ〜!

そして

やっぱり宝塚だ!

ほんと、やっぱり『ベルサイユのばら』は宝塚の為に書かれたような話なんだ、と実感。
原作物にも関わらず、ここまでマッチしている舞台も珍しいのではないでしょうか。
これについては見た人それぞれでしょうけれども、以前から原作やアニメを見てきた私ではありますが、舞台もそのイメージを全く壊すことなく見ることが出来ました。

当然今回の話はオスカルとアンドレを中心として描かれていますし、それ以外のエピソードはざくざく省かれてはいます。 しかし、舞台は舞台として楽しめると思いますし、原作などを知っているとなおさら楽しめるかと思います。
尺の関係からエピソードが描かれない、キャストはたくさんいましたが、

あっ!ロザリーまで!!!

などと思わず興奮してしまったりして。(心の中でね)

 

●原作のイメージ通り

これは人に寄るのでしょうが、私はよくあの尺にまとめながらもイメージ通りに見せてくれたなぁと感じました。

原作などを全く知らずこの舞台だけをみた方には、オスカルとアンドレ以外の断片的なエピソードの山に、もしかしたら混乱してしまうかも、と思わないでもありません。が、きっと、問題ないんでしょう!

宝塚を観たい!と言ってくれている友達を誘ってまた行きたいなぁ、と思いつつも、今回の当日券の発券システムでは一緒に、というはちょっと難しいですもんね。残念。

キャスティングの妙なのか、コスチュームプレイの力というのか、生徒さんの演技力なのかわかりませんが、とにかくみんな役にぴったり。

ストーリーに関しては基本的に原作通りだし、宝塚は忠実にやっているし、感動させるポイントも定石通り。
それがわかっていても要所要所でどきどきしたり、(泣)が入ったりするわけで。

やっぱりわかりやすい舞台はいいですね。

 

●稔幸さんと香寿たつきさんのデュオ、素敵だ!

印象的な曲をあの声量と和声で聞かせてくれて、うれしかったです!
迫力があります。
香寿たつきさんの歌は以前からわかってはいたので、それは期待通り。
実は稔幸さんの歌ってあまり注目して聞くことがなかったんですよね、今までは。
やっぱり上手かった・・・
「当然よ!」と怒られてしまうかもしれませんが。(スイマセン)

これからの湖月わたるさんと樹里咲穂さんのアンドレも観てみたいですね。
(エリザベートもあるというのに・・・大丈夫なのか?>私)

 

誰が、というわけではないのですが、ちょっとした仕草やポーズがいちいち決まって見えます。
かちっ、てはまるんですよね。
なもんで、いちいちかっこいいなぁと思ってしまいました。
今「決まった!」って思っているでしょ〜、と突っ込みたくなったりして。 (笑)

 

 

警告

以下、作品のネタばれ的内容の記述がある可能性があります。
あらかじめご承知の上、各自のご判断でお読みください。

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●(最初の方の)宮殿の広間のシーン

(笑)

わかりやすいなぁ〜!

 

●第2幕第3場『オスカルの居間・毒殺』

ドキドキドキドキ・・・

ちょっと展開が早過ぎるようにも感じるけれど。

 

●アンドレ銃弾に倒れる

(泣)

ちょっと粘りすぎかもしれないけれど。

 

●オスカル銃弾に倒れる

(泣)

バスチーユから白旗が、とシンクロするシーン。

これ以外でも、わかっていたはずなのに思わずシーンにのめり込んでしまう、という場面は多々ありましたね。


●フィナーレ第16場A フィナーレC

男役さん達のダンスシーン。

かっこいい!

いや、本当に。
とにかく「うわっかっこいぃ〜」と本気で思ってしまった。
総じて今回のフィナーレは、それだけでもおなかいっぱいになってしまうような充実感です。

 

●エトワールさんの歌

千琴さんの歌は全然OK。
なんですけれど、歌う曲(今回はAirでしたが)は他にも何かあっただろうと、思うのですが。
なにかもっと

ぐっとくる

曲が・・・
エトワールさんの歌って、それで緊張感を盛り上げて、歌の終わりでその緊張感が解け、そしてパレード?になだれ込むというのを期待してしまうのですが、必ずしもそういうものではないのかもしれませんね。
私の期待との相違、ということで。
以前はエトワールさんの歌で結構酔えたと思うのですが、最近は極あっさりという印象。
今回も、ちょっと中途半端だなぁ、と残念。

 

●???

下の2つの場面、曲?演出?とにかく、なにか変じゃありませんでした?

・パリの街の陰鬱な感じが・・・?
・オスカルが死ぬシーンは・・・?

特にオスカルのラストの方は・・・ちょっと・・・ん〜・・・ぎりぎり。
アンドレのラストシーンがやりすぎなぐらいだったので、当然オスカルはそれ以上で来るんだろうなぁと思っていたら、シーンがちょっとごちゃごちゃしてしまい、更にその場の音楽が?なんで中途半端になってしまったように感じます。
オスカルにとってアンドレが死ぬシーンの方が強い衝撃があるから?
あそこでオスカルにしてみれば自分も半分死んでしまったと同然、だからアンドレのシーンの方を演出過剰にしてみた、という所なんでしょうか。
いや、あれでも問題はないと思うんですけれど、もっとどうにか出来たようにも感じるのでちょっとだけ残念。

 

●楽曲について

吉田さんと入江さんの曲は今を感じます。
対して寺田さんの曲は歴史・時代を感じます。

今回のベルばらの中の楽曲で、以前の公演の楽曲が何処まで流用されているのか等が全くわからないので、はっきり言えるわけではないのですが、曲によって醸し出す時代の香りに違いが感じられました。作曲家さんを見ると上のようにも読みとれたのですが、まだ作曲家さん達はいますし、だれがどう、とも言いにくいのですがね。
もしかしたら昔の曲と書き下ろしの曲が馴染んでいなかったのかなぁ?などとも感じたりして。
それが悪いというわけではないのですが、曲のイメージの一貫性が、他の作品よりは保たれていないように感じたので、もしかしたらと考えたまでです。

 


最後にはちょっと?な部分も書いてみましたが、そんなことは正直どうでもよいでしょう。
宝塚にはベルサイユのばら。
やっぱり定番になるだけのことはあるなぁ〜、と認識しました。

よかったです!
オススメです!

宝塚初心者(私も含む)は見逃すべからず、ですね!

ほな!

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