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宝塚歌劇花組公演

宝塚グランド・ロマン
『ミケランジェロ』
−神になろうとした男−

作・演出:谷正純
作曲・編曲:吉崎憲治、宮原透
編曲:前田繁実
編曲(東京):脇田稔
音楽指揮:大谷木靖
振付:尚すみれ
装置:新宮有紀
衣装:任田幾英
照明:勝柴次郎
音響:加門清邦
小道具:石橋清利
効果:扇野信夫
演技指導:村田富久
演出助手:大野拓史
装置助手:國包洋子
小道具補:谷田祥一

グランド・ショー
『VIVA!』

作・演出:三木章雄
作曲・編曲:高橋城、吉田優子、鞍富真一
編曲:木川田新
音楽指揮:伊澤一郎
振付:羽山紀代美、名倉加代子、藍エリナ、御織ゆみ乃、若央りさ
装置:大橋秦弘
衣装:任田幾英
照明:勝柴次郎
音響:加門清邦
小道具:伊集院徹也
効果:扇野信夫
演出助手:川上正和
音楽助手:青木朝子
装置助手:國包洋子
衣装補:河底美由紀
小道具補:田中武彦

舞台進行:西原徳充
舞台美術制作:(株)宝塚舞台
演奏コーディネート:内藤音楽事務所
制作:木村康久
制作・著作:宝塚歌劇団
衣装生地提供:ミカレディ株式会社
協賛:三井住友カード株式会社

出演:愛華みれ、大鳥れい、匠ひびき、樹里咲穂、舞千鶴、未沙のえる、夏美よう、梨花ますみ、楓沙樹、春野寿美礼、瀬奈じゅん、彩吹真央、他花組

日時:2001/11/6(火) 1:30pm開演
会場:東京宝塚劇場
座席:当日B席 2階16列28番 \2,500-(消費税込)

主観星
『ミケランジェロ』:★★★☆☆
『VIVA!』:★★


花組愛華みれさんのさよなら公演『ミケランジェロ』『VIVA』を観劇。

で、まずおおざっぱな印象としては、

タモさん(愛華みれさん)、やっぱりかっこいいっ!

貫禄、ではないですね。
最も凛としている、という感じかな?
存在自体が、画に描いたような男役さんというか。

『ミケランジェロは』は、さよならを意識した強烈なタモさん押しの作品というわけではありませんでした。
昨今の花組作品の中では地味目な印象を受けるぐらいの内容でもありますが、この最後の作品であっても男役としての新たな魅力を見せてくれる内容には好感です。

『VIVA』は、去って行くタモさんにエールを送るという印象。
『ミケランジェロ』ではサヨナラの雰囲気がそんなに感じられなかっただけに、このレビューを観ていたら、だんだんと「さよならなんだなぁ〜〜」と感じられてきました。

以下、ちと時間が経ってしまっているので、細かい記述は出来ないと思いますが、ご容赦を。

 

●ミケランジェロ

あ、michel + angel なんですね・・・
「みぃ〜っしぇ〜〜る」(from Beatles)や「まいける!」(from NightRider 声:野島昭生)などと連想してしまったりして。欧米の名前や言葉って、各国の発音の違いはあっても、ルーツは同じものがたくさんあるみたいですね。特に名前は聖人さんからとられることが多いみたいで、ラテン語読みだと一番ピンとくるのかな?

この作品は、ミケランジェロの半生を、彼の仕事への情熱と愛をテーマに描いています。職人と教会、そして市民の存在と立場をそれぞれに印象的に描き、彼のシスティーナ礼拝堂のフレスコ画の完成に至る物語
それとは別の線として、彼の愛についても描かれて行きます。

おもしろいのは、この二つの線が独立して存在してしまっているように感じたこと。
いや、これは二本の線として独立して見えるように描かれているのでしょうが、それによって、職人としてのミケランジェロの仕事へのこだわりを感じさせられます。

しかし、この二つの線をまとめ上げるのは作家さんも大変だったでしょうねぇ。
正直言うと、観た直後はなんかバラバラな感じを受けたんです。でもよくよく考えてみると、ミケランジェロに愛というテーマを盛り込むのは難しかったんだろうなぁ〜、というところで納得。

システィーナ礼拝堂のフレスコ画を描く過程で、あんなドラマもあったのかもしれないと思うと、あの中に描かれている人々の姿も身近に感じられますね。
ん〜、一度生で観てみたい・・・

第6場、町の居酒屋の最初のシーン。
町人が歌い踊るシーンで始まりますが、なぜか泣けました。
曲は覚えていないのですが、涙が・・・

樹里さん演じる、町人の代表?として描かれている、盗賊メンドリーニさん。
さすが樹里さん、うれしくなるぐらい濃いです。(笑)

コンテッシーナ(大鳥れい)とミケランジェロの絡みが、もっと印象的になるとよかったかも。

ミケランジェロが単にすごい芸術家であったということではなく、その表現する根源には常に現実を生きる生身の人間がいた、という視点は好き。
それだけに、なにか、単にお抱え石切職人として終わることが出来なかった彼の情熱をもっと見たかった気分になります。
弟子との関係、町人〜メンドリーニとの出会い、そしてコンテッシーナとの関わり合い、確かに描かれてはいたのですが、何か希薄・・・

人が死ねば感動させることができると思われているのかな?
とにかく簡単に死にすぎ。なもんで、死ぬことが軽くなってしまって、白々しい・・・

フレスコ画を描ききったときに得られる達成感、そしてその裏に犠牲にしてしまった何か。
それをもっと強烈に感じたかったのかもしれないです。


●VIVA!

作家さん以外、スタッフはほぼジャズマニアそのままのこの作品。
高橋城さんの名前を見て、否応なしに期待してしまうのは最近の癖ですが、そんなに奇抜にすごいこともないけれど、良い感じの出来。
タモさんが宝塚から羽ばたいてゆくというのが印象付けられます。

タモさんを中心に黒タキでの群舞。
・・・かっこよすぎ。
ため息でした。

作品としては、サヨナラを手堅く演出しています。職人ですね。その為、それ以上でもそれ以下でもなくなってしまっておりますが、納得してみればGoodです。

 

今回のタモさんは総じて、前に書いたように「貫禄」という言葉で表現できるような雰囲気ではなくて、

リーダー

という感じでした。それも若手リーダーという感じでしょうか。
組中から慕われているお兄さん、というか。
男役の群舞の時にも、その自信に満ちあふれたその姿はとっても気持ちがよかったです。
その立ち居振る舞い、特に黒タキのタモさんはすごい綺麗な所作?なので、うっとりします。
なにも今退団することもないのに・・・ とも思ってしまいますが、これからも期待して見守って行きたいですね。

のんびりとがんばってほしいものです。

 

花組の娘役さんのパンフレットの写真のお顔と、実際のステージのお顔の印象がかなり違うので驚きました。
パンフレットの写真は、「なにか緊張しているようだ」、「ちょっと怖い」、という感じがして。
開演前に見ていたときも「花組の娘役さんってこんな印象だったかな・・・?」と思って。
でも、実際にステージをみてみると、なんてことはない普通にみんないい顔をしています。
なにか雰囲気違うように感じませんでした?

 

ちょっと今回は、私事でごたごたしていた関係で、すぐに更新できなかった・・・
というよりも感想がすぐに書けなかったです。
ま、ぼちぼち更新してゆきましょう!

それでは!

 

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