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映画

『Blues Brothers 2000』

監督:ジョン・ランディス
出演:ダン・エイクロイド/ジョン・グッドマン/ジョー・モートン

主観星:★★☆☆☆


この作品は1980年に公開された『Blues Brothers』の続編。
18年ぶりに続編が作られるなんぞ、どうかしているとしか思えませんが、それはそれ。ウッド・ストックばりにお祭り気分で観てみましょう。
わたしはブルースは元々好きで、全作も見事にはまった口なのですが、今回はいかがでしょうか。といいつつも、なぜか劇場では見ませんで、今回はレンタルビデオでの視聴となりました。

で、どうだったの?

『Blues Brothers』 > 『Blues Brothers 2000』

どうしても前作と比較すると、2000はコメディーが薄いです。そこは残念。
Blues Brothersでは、やはりどちらかというと今は亡きジョン・ベルーシの方が主役の色が強かっただけに、ダン・エイクロイドだけではインパクトが弱くなってしまいます。これはコメディーの面でもブルース・ブラザーズ・バンドとしての演奏としてもです。

しかしながら、出演しているミュージシャンは前回にも増して豪華な顔ぶれ。

なので、前作『Blues Brothers』を観ていない人は

『Blues Brothers』を観て楽しむ。

前作『Blues Brothers』を観た人で、かつブルースが好きな人は

『Blues Brothers 2000』も観る。

と言うところですね。
2000は単体の映画としては正直つまらないと思います。
前作を観て、何らかの思い入れが強い人には楽しめる作品になっているでしょう。
それに比較して前作はコメディ映画として単純に楽しめ、更にブルースも堪能できるという非常にボリュームのある内容。まずは『Blues Brothers』をお勧めします。今回の続編はそれ次第で決めてみて下さい、というところです。正直その程度です。


と、否定的に書かせていただきましたが、それはそれ仕方がありません。なにせ、ちょっと書きましたが前作からすると、なんでってなぐらい亡くなってしまっているし。

ジョン・ベルーシ
キャブ・キャロウェイ
ジョン・キャンディ

ご冥福をお祈りしつつ、勝手に亡くなった事を恨みつつ。(笑)
それは冗談として、さすがに前作の骨子を担ったキャストがそろっていなくなってしまうのは辛い。opでも、上記の方々に捧ぐ旨のメッセージが出ますけれど、そう!この映画は彼らの追悼とWoodStockばりの復活劇にこそ意味があるとしたいところですね。ストーリー的には前作を踏襲していますし、それではストーリー自体はオリジナルを越えられません。

しかしながら、音楽は非常に楽しめます。

私は浅学ながら細かいキャスティングなどにまで気が回らないのでBBキングやアレサ・フランクリン、JB、そして最後のばかなお祭り騒ぎ連中ルイジアナ・ゲーター・ボーイズの半分ぐらいでしょうか、ぐらいしかわかりませんでしたが、例によって例のごとく歌いまくって踊りまくっております。

なので元々『Blues Brothers』の音楽などに目が向いている人ならば『Blues Brothers 2000』も楽しめるでしょう。

 

警告

以下、作品のネタばれ的内容の記述がある可能性があります。
あらかじめご承知の上、各自のご判断でお読みください。

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特に好きなシーン。

途中、移動式伝導教会に忍び込み、例によってゴスペルを熱唱するシーン。ここでジョー・モートン扮する警察本部長キャベルが、またまた例によって光を見てしまう(笑)。非常にパワーのあふれるシーンで、前半のけだるさを吹き飛ばしてしまうのだが、ここの曲が

John the revelator
啓示者ヨハネ
(Son House)
Taj Mahal, Sam Moore, Joe Morton, Sharon Riley and The Faith Chorale

「じょーんだればれぇぃたー」などと絶叫しておりますこの曲、サン・ハウスの曲なんですね。JBは後半にステージに登場、して最後のだめ押し。もうやられてしまいました。このぐらいのテンションで展開する布教ならば「信仰してもいいかも・・・」などと思ってしまう(笑)。

「ブルースじゃないじゃん」なんて言わないで下さい。前作では教会で絶叫するJBを観て、JBのCDを買ってしまい、私はまだ白いと思っていた友人を驚かせ、更にアレサにしてはAMAZING GRACE(AMCY-6024-5)という伝説的なゴスペルライブCDを手に取らせてしまったという、この教会のシーンは『わたしにとっては』非常に重要かつ今回も裏切ることなく光を見せてくれた(笑)シーンになったのでした。

 

ちと、今回は薄いですが、このぐらいで。

とにもかくにもブルース馬鹿映画なことは間違いないので、力を抜いて観て下さいね。

 

ではでは。


参考文献

ブラック・ミュージック・リビュー6月号増刊号
blues& soul records No.21
株式会社ブルース・インターアクションズ
 特集:BLUES BROTHERS

ORIGINAL MOTION PICTURE SOUND TRACK
BLUES BROTHERS 2000
MVCU-24016
UNIVERSAL RECORDS
日本語版ライナーノーツ

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