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行って来ました「カンコンキンシアター」!
今年が初めてです。
毎年関根勤がラジオで公演の報告やリスナーからの感想のお手紙を読むのを聞くだけだったのですが、今年は友人がチケットを見事とってくれたので行けることとあいなったわけであります。
さて、細かいことは置いておいて、どうですか?
これは観なければならない!
【注意】下記に当てはまる方々に限る
関根勤をラビィと呼んでいる
コサキンは欠かさず聞いている
『笑っていいとも』のラビィは偽物だと知っている
しかしながら上記に当てはまらない普通の方は
自己責任の上で
観てほしいわけです。
こんな言い方はおかしいと思われるかも知れませんね。出演者にはテレビなどで見知っている人が結構いますし、おもしろいステージにはなりそうです。しかし、そう思うのは間違いではありませんが、だからといって安心してはいけません。なぜって?それはこのステージでは普段の昼の顔ではない彼らの本性が現れているからです。なもんで、前述の普通の方々には下手すると劇薬になってしまう可能性があります。その点は気を付けて頂きたいと思います。
このステージに馴染めるか否かはまっぷたつに分かれるようですから。
しかし、この「カンコンキン」だけでぴんときた人には今更公演内容を説明するまでしょうが「なにそれ?」と首を傾ける方も当然のごとく大多数でいらっしゃるでしょうから軽く紹介します。
「カンコンキン」、漢字で書くと「関根勤」。
そう、「カンコンキンシアター クドイ!」とは関根勤の構成演出によるコントステージなのです。毎年夏に新宿歌舞伎町シアターアプルにて小堺と関根が一週間づつそれぞれのステージを打つのですが、関根が行っているのがこのステージ。
出演者は関根勤の他、時代劇「大江戸を馳ける」に出演のルー大柴、TBSラジオ永六助の土曜ワイドに出演のラッキィ池田、スペースを絶対に有効利用しないアドリブをかます飯尾和樹、ボケの冴え渡るキャイーンのウド鈴木、そしてやる気のないダンスが魅力の天野ひろゆき、エネルギーの森一弥と平子悟、明石マンション物語?でも出演している落ち着いた雰囲気で他の出演者と一線を画す今井久美子、笑い超音波を発する西田たか子など。
ちなみにTBSラジオで水曜2500-2700に放送している「コサキン」ではなじみのある方々ばかりなので、ラジオでいつも声は聞いている人を生で、それもあの深夜ラジオですら放送がはばかられるような内容のコントを展開するとあっては、リスナー垂涎のイベントステージと言っても過言ではないでしょう。
正味3時間30分。
第1部が短編コントが連続して2時間以上続きます。15分の休憩を挟んで第2部が長編コント1本という構成。
コントの内容は(まだ具体的には書きませんが)、テレビ等では決してみることの出来ない、深夜ラジオで聴けるようなベクトルのネタが展開します。場合によってはラジオでもはばかられる危険なネタや下系のネタもばんばんきます。下系はラッキィが専門ですが、そのお下劣度は最低。知らない人は絶対に引きますね、あれでは。(笑)
でも、ダンスは良かったですよ。
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警告
以下、作品のネタばれ的内容の記述がある可能性があります。
あらかじめご承知の上、各自のご判断でお読みください。
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さて、その中でも印象に残った出演者を。
・ウドのボケぶり
キャイーンはバラエティばかりでコントを観た記憶はほとんどありませんでした。なので、ウドについてもどのくらい面白いのかが今までわかりませんでした。
しかしながら今回のステージの随所に観られる破裂した水道管からあふれ出る水のように終わることのないボケを展開する姿に大爆笑。
第2部で新興宗教団体に殺されてしまった有周をいじくり回すところも最高でしょう。
バラエティでは当然このような部分をかいま見ることも出来ませんし、ラジオでも同様ですから、ちょっと残念ですね。
(自分が知らないだけで、コントをやる番組を持っているのでしょうか?)
・西田たか子の異世界
彼女が出てきていろいろなネタをしますが、それはそれで面白いんですけれども、何か不思議な光景を見ているような気になってしまいます。笑うタイミングを失ったままフェードアウトしてしまう事も。
彼女は今回マジックのネタでしたが、その登場シーン、BGMにあわせて両手を上に広げて舞台に登場しますが、どうも変(笑)。手を上に上げたときに締まりの弱いバネで持ち上げたような感じで揺れていますが、もしかしたらあの瞬間に既に異世界に引き込まれてしまっているのかも。OPやEDのダンスシーンではちゃんと踊れていただけに、あの微妙な揺れ加減は意図的にやっているのでしょうが、んー、不思議におもしろいです。
・すってんころりんの助(剛州)のなめらかなる滑り
剛州のジョーク、もしくは駄洒落は非常になめらかに滑る、と聞き及ぶ。それを「スリッピィ・ギャグ」と聞く。
先日友人より山中伊知郎著『今世紀最後の重鎮対決 村上ジョージVS剛州』(ISBN4-938733-50-1 \1600-)という本を借りて読むも、その滑りの美学を読みとることが出来る。
とにもかくにも、剛州は言うことが滑りまくる、かみまくる。(笑)
これは前評判通りと言えばそれまでですが・・・
さて、今回出演しているメンバーの中では業界古株の部類に入るのかもしれないが、実にその扱われ方の粗略なことと言ったらない。ステージ上で天野にフォローとも突っ込みとも付かない言葉を浴びせられる始末だし、それでも滑らずにはいられないと言うのはさすがに職人芸としか思えない。天野の突っ込みは単純に意地悪なのかもしれない、とも思う瞬間があるが、いやはや洒落を言うたびに客から先に言われてしまうのだからさすがだ。そしてちょっと照れながらもまだ続けるという不思議。
いっこく堂を模してのネタも、結局は自らのネタを披露するための形だけだったし。(笑)
・(いわずもがな)濃いルー
ルーは濃い、しつこい、これは予備知識が豊富だったので問題なし。
そのままでした。
しかしながら、そのクドイまでに大げさな振りや体の動きが、他の出演者に比べて一番立っていたように感じます。動きだけでなく、その特徴的なしゃべり方もステージの上では自然。踊りも同様で、かつ動きも良く、今までの単純に「濃いルー」というイメージよりは、ステージで見栄えのする人なんだと認識改め。
それを全くそのままテレビやラジオをやってしまうから「クドイ」と言われてしまっていたんですね。
・一刀両断、今井久美子
私はドラマなども観ないので、どのような方かは知りませんでした。
その落ち着いた雰囲気と演技力で、一見すると一番まともなキャラなのかなぁ〜などと思って観ていましたが、決まって最後に鋭利なナイフで一刀両断な落ちを付けるのは美しかったですね。
ルーが、ばさばさ切り刻まれるのが見えるよう。(笑)
・いつも通りの有周
有周は、第1部では完全なエキストラ。
第2部では、登場間もなく某宗教団体に殺されてしまうので、場のほとんど寝ている死体役。
更に服装は特に衣装と呼べる雰囲気の物ではなく、コサキン本などで見ることの出来る私服姿。
演技も無し、第2部ではほとんどウドにいじくり回されるだけの役にも関わらず、その存在感はさすがです。
・壊れ続けるラビィ
ラビィは完全に深夜モード。
生で深夜モードのラビィを観ることが出来るなんて思わなかっただけに感慨ひとしおです。
OPで若松監督にて登場。上手く言葉がしゃべれない。
ルーに骨を放られると犬モード解禁&スロットル全開!
最初のコントでは鷹匠モードで登場。
なぜかウドに首輪を付け暴走するウドとそれをねじ伏せようとするラビィのせめぎ合いが良し。
第2部では、秘密結社の司令官として千葉真一モードで登場。
決まったアクションでやられるところも(笑)です。
主役として舞台を締める立場にいるにもかかわらず、決してラビィが出しゃばることがありません。かえってラビィがどんどん団員を立てている、その引き立て役にまわっているように見えます。その期待に応えられない剛州や(いや、その滑りを期待しているのかもしれませんが・・・)、際限なくぼけるウド、地味なアドリブの飯尾など、どんどんふっていますし。
と、非常に好印象でした。
とにかく3時間30分笑い続けたので、疲れ方は宝塚の比ではありません。
更に終演が10:45pmをすぎていたのもどうかしているかと。(笑)
興味がある方はTBSラジオ、水曜深夜25:00-27:00に放送していますので、それを聞いた上で馴染めましたら是非!
いやー、ここまで疲れた舞台は初めてだわ。
参考文献
公演パンフレット
『軍人魂〜京都一人暮らし号』
\1,000-
『今世紀最後の重鎮対決 村上ジョージVS剛州』
山中伊知郎著
ISBN4-938733-50-1
\1600-
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